ゲイの視線、バイの視点。

最終的には、生きていさえいればOKだ。

#0069 dusk to dawn

いつものように太陽は照りつけ、小鳥のさえずりが聞こえる。

人々の活動の鼓動が、行き交う車の機械音として聞こえることにも変わりはない。

朝起きて用意してでかけるルーティンに変わりはない。

蛇口をひねれば水もお湯も出るし、電気も使えていて

僕はゲイですなどとこうして文字を打ち込み発信できるし

ブラウザで目当ての商品をクリックすればきちんと届くし

スマートフォンをスクロールすれば、

正しく、目当てのインフォメーションが

手に入っている

はずだ。

その合間の静けさの中に、しかし

日が暮れて長い夜がやってくることを示す作動音が聞こえる。

 

ほら、気づかないかい?

日が暮れるよ。危ないから早くおうちに帰んなくちゃダメだよ。

君も変わったけど、僕も変わったんだよ。

もうすべてが変わってしまったんだ。

夜には夜のお作法があるんだ。

残るわずかな時間で翳りゆく太陽の光を頼りにし、

外側に正しい「しるし」を探って集めた後は

サーチライトを正しい場所に照らしてやり過ごすのさ。

どこを照らすのかって?

それは、内側だよ。もう、そこにしか答えはないんだ。


TOKYO No.1 SOUL SET 「Dusk & Dawn」 (CLIP)